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コラム

やっと使われなくなった?標語「ルールを守って国際化」

■入管当局による標語「ルールを守って国際化」

旧・法務省入国管理局(現・法務省出入国在留管理庁)が長らく使っていた標語「ルールを守って国際化」が、やっと使われなくなったようであることに、最近気が付きました。

入管当局にわざわざお尋ねして確認したわけではありませんので、本当のところは知りませんが、私なりに推測してみると………、

入管当局は、これまでは毎年6月を「不法就労外国人対策キャンペーン月間」と定め、外国人を雇用する事業主等を対象に不法就労の防止について理解と協力を求めるためのキャンペーンを行っていました。
それを令和4年6月からは、「共生社会の実現に向けた適正な外国人雇用推進月間」に “衣替え” しているのですが、たぶんそのことと関連があるのではないでしょうか?

「不法就労外国人対策キャンペーン月間」だった頃は、
「出入国在留管理庁では、よりよい国際交流を推進し、社会の健全な発展に寄与するため、「ルールを守って国際化!!」を合い言葉に不法就労外国人の縮減を図るなど、様々な不法就労外国人対策を実施しています。」
という説明でしたが、
「共生社会の実現に向けた適正な外国人雇用推進月間」では、
外国人を雇用する事業主に対して、「外国人の方々が、その能力を十分に発揮できるよう、外国人の人権に十分配慮した上で、より良い就労・生活環境の整備に努めていただくことにより、日本人と外国人がともに安全に安心して暮らせる共生社会の実現に向けてご協力をお願いします。」
という説明に変わっているからです。

■私が抱いていた違和感の正体:入管当局の独自の言葉の使い方にあった?!

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によれば、
国際化(Internationalization)とは、複数の国家が相互に結びつきを強め、相互に共同して行動したり、互いに経済的、文化的に影響をあたえあう事象全般を指す。
という説明になっています。
つまり、これが世間の最大多数派の理解ということでしょう。

それに対して、標語「ルールを守って国際化」では、「国際化」の意味合いが、外国人の来日・滞在の活発化・恒常化になっているからです。
外国人の来日・滞在がルールに則って活発化・恒常化しますように!というのであれば、来日する外国人に対しては例えば「ルールを守って来日・滞在」、
外国人を雇用する事業主等に対しては例えば「ルールを守って外国人の雇用」
とでも表現するほうがしっくりくるからです。

いずれにせよ、使われなくなったようであることは、遅まきながら、好ましいことだと感じています。

ABOUT ME
五条光来(ごじょう あきら)
令和2年の春、それまでの仕事の退職を機に、生まれ故郷(京都市)に隣接する某都市に居を構えました。今(注:令和3年4月)現在は、長引くコロナ禍で、巣ごもり的な生活を続けながら、<風の時代>の新しい生き方を模索しています。人生最期のときまで、自分を磨いて高めながら、何かのお役に立って生きていたい、と考えています。 映画『ちはやふる-結び-』(2018年)の中で周防名人が真島太一君に言ったセリフ「本当に強い人間は周りをこそ強くする…………………後進には希望を、相手には敬意を、仲間には勇気を。時間も空間も超えて永遠になる」 この名言に倣って、読むと希望や勇気がなにかしら湧いてくる、そんなブログを目指していきます。